主任教授挨拶
ご挨拶
獨協医科大学埼玉医療センター脳神経外科のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。当院は人口730万人を擁する埼玉県において、東部地区最大規模の、救急疾患から最先端医療まで広く地域に貢献する大学附属の施設です。臨床はもとより、教育、研究も精力的に行っています。脳神経外科医は特に技術の研鑽が必要です。獨協医科大学病院(栃木県)の脳神経外科とともに、脳神経外科医のみならず、研修医や学生にも解剖実習などで手術治療の技術継承に努めています。今後も確かな技術で患者さんに貢献していく所存です。
当院の特長は、開頭手術と脳血管内治療の二刀流で、適した治療の選択が容易にできるところです。実際に脳腫瘍手術は年間100件を数え、脳血管治療も150件近くと豊富な治療経験を有しています。国内のみならず、海外からも研修の申し込みを受け入れています。COVID-19で中断していましたが、来年度は海外から4~5名の研修申請を受けており、久しぶりの留学生との交流が楽しみでもあります。学会も現地開催が主となり、活発な議論ができる環境に戻りつつあります。生成AIなどITの進歩も著しい昨今ですが、アナログ的な技術との癒合を目指して将来の脳神経外科を作り上げていきます。
結びに、「働き方改革」が医療にも採用されますが、いつの時代でも「もっとも優先されるものはなにか」を軸にあるべき診療の姿を模索していきます。近隣の施設の皆様とも協力体制をとり、新たな展開に臨んでいく所存です。今後とも当施設を有効に活用していただきますよう、お願いを申しあげます。
令和6年3月吉日
主任教授 鈴木謙介
平成元年 筑波大学卒 医学博士
脳神経外科学会専門医
脳血管内治療学会専門医・指導医
脳卒中学会指導医
脳卒中の外科学会技術指導医
脳神経外傷学会(暫定)専門医